「大型バイクに乗りたい! でも、維持費ってどのくらいかかるの?」
そんな質問にお答えします。
大型バイクは、バイクの中でも排気量やサイズがトップクラスなので、
費用もそれなりに掛かってきます。
どんな費用が掛かるのか紹介しますね。
目次
主にかかる費用
教習料金
バイクに乗るうえで最初に係る費用が教習料金です。
地域差があり一概にはどの都道府県が安いのかは言えませんが、
相場としては次の表ぐらいの価格帯となります。
普通免許あり | 免許なし(または原付のみ) | |
費 用 | 16万円~23万円 | 21万円~33.5万円 |
このように地域・時期によって価格は大きく変動してくるんです。
やることは同じで大型バイクを乗るための教習費用なんです。
他の要因としては立地なども関係してくると思います。
料金については各ホームページや検索サイトもあるので、調べることができます。
私の経験としては、価格よりも通いやすい立地を優先することをオススメします。
また、冬が終わって春先からは、バイクシーズンが始まるのでそれに向けて混雑が予想されます。
逆に梅雨の時期や寒くなってきた時期を選んで申込する方法も混雑を回避できる方法です。
その反面、雨天時の教習や寒い中の教習などデメリットもあるので、その点を踏まえてくださいね。
見学も可能なので、時間ある方は是非やってみると良いでしょう。
私は見学したとき、所長が対応してくれたんですよね。
ダメもとで「安くしてください」と言ったら、1万円安くなりました。
こういった出来事もあるかもしれません。
是非、行動してみると良いでしょう。
次は、バイクに乗るうえでは必ず加入することをオススメする、
保険について紹介していきますね。
保険
保険には2種類あります。
加入が義務づけられている自賠責保険、義務ではない任意保険の2種類があります。
自賠責保険
自賠責保険は、
25か月で、9,440円です。
引用:損害保険料率算出機構 小型二輪 25か月
36カ月で、11,230円です。※
引用:損害保険料率算出機構 小型二輪 36か月
※新車購入の場合のみ、購入から3年ど車検のため。
任意保険
任意保険は任意という扱いですが、
加入率は対人賠償74.8%、対物賠償74.9%と4人の内3人は加入している状況です。
引用:一社 日本損害保険協会
また、もし自分が加害者になってしまった場合は相手の賠償する責任を負わなければなりません。
任意であっても加入は必ずしましょう。
では、本題に戻りますね。
保険料としては4万円から15万円あたりが相場となります。
年間保険料 | 対人 | 対物 | 搭乗者傷害 | 人身傷害 |
節約プラン (4万~7万) | 無制限 | 500万円 | 200万円 | ✖ |
ノーマルプラン (7万~10万) | 無制限 | 無制限 | 200万円 | ✖ |
しっかりプラン (11万~15万) | 無制限 | 無制限 | ✖ | 3,000万円 |
※搭乗者傷害とは、バイクに乗っていた時の怪我等を補償します。
人身傷害とは、バイクに乗っていない時の怪我や、家族の怪我等も補償します。
上記の表から相手の賠償責任を十分に満たすのが、真ん中のノーマルプランですよね。
よって、保険料としては、
自賠責保険の9,440円と任意保険(ノーマルプラン)の中間値の9万円として、
保険料で10万円前後かかってくるでしょう。
次は税金について紹介していきますね。
車検のとき以外にも税金がかかるので注意しておきましょう!
税金
大型バイクでかかる税金は、車検時にかかる自動車重量税と軽自動車税があります。
自動車重量税
大型バイクの場合、新車登録後の年数によって変動してきます。
~12年 | 1,900円 |
13~17年 | 2,300円 |
18年~ | 2,500円 |
このように車検のある2年ごとに、上の表のように税金が発生してきます。
軽自動車税
大型バイクにも軽自動車税という名称で税金が発生してくるんです。
自動二輪税にしてくれれば、わかりやすいですよね。
大型バイクの場合、年間6,000円を支払う義務が発生します。
納税先はお住いの市町村から届きますよ。
車検
大型バイクは2年に一度、車検をすることが義務化されています。
※新車購入して最初の車検までは3年。
車検には2つの方法がある
・代行型
ディーラーや整備業者に依頼して車検を代行してもらう方法です。
国から認定を受けているプロに一連の業務を依頼する方法で、
初心者や時間がない人にとっておススメです。
また、バイクの状態に問題ないかなど安全に乗るために整備もしてくれるので、
より安全に乗ることができるでしょう。
デメリットとして、代行してもらうので手数料等の費用がかかり、高いと感じてしまうでしょう。
車検費用だけで5~7万円かかります。
また、支障が起きないように消耗品の交換等も含めると、3万円前後かかってくるでしょう。
合計で、8~10万円かかるでしょう。
上記に加えてタイヤが消耗して交換となるとさらに費用がかかってきます。
・ユーザー型
簡単に説明すると、自分で車検をすることです。
消耗品の交換など問題なく車検をすれば、最低料金に抑えることが出来るんです。
検査で指摘されると修理や交換で費用が発生してきますので、注意してくださいね。
バイクについて自分で知識を付けて簡単な部品交換などができれば、ユーザー車検を行うことも良いでしょう。
バイクの知識も増えてくるので、より愛着もわいてくるのではないでしょうか。
さて、気になる料金を紹介していきますね。
最低料金の内訳は次の通りです。
自動車重量税 | 6,000円 |
検査印紙代 | 1,700円 |
申請用紙代 | 約50円 |
自賠責保険料 | 9,440円 |
計 | 17,190円 |
2万円切るんですよね!!!
車検費用だけ比較すると3~5万円ほど安くなりますよね。
試しに一度チャレンジして、バイク知識を深めるためにも良いのではないでしょうか。
アイテム
着用が義務付けられているのもの
・ヘルメット
コレがないとバイクに乗ってはいけません。
教習に通うときに自分の気に入ったものを購入しておくのもオススメです!
その他に関しては、強制ではないけど着用することをオススメします。
- バイクウェア
- グローブ
- シューズ
- プロテクター(転倒等の衝撃から身を守ってくれる)
これだけあれば十分ですね。
その他に長距離ツーリングに便利なものやもっと充実できるアイテムを、
次の記事でも紹介しています。
バイクアイテムの定番はコレだ!!
ガソリン
走行で欠かせないのは燃料ですよね。
大型バイクの燃料タンクの容量は23~25リットル前後とも言われ、
満タンで走れる距離は、約400~600kmとも言われています。
金額に換算すると1度の満タン給油で3,000~3,800円となります。
下記の条件の年間に係る費用を計算していきますね。
タンク容量:25リットル
満タン給油金額:3500円
満タン給油で走れる距離:500km
乗る期間:年間10カ月
(km)/(円) | 1カ月 | 1年間(10カ月) |
毎週土日に100km | 400km/2,800円 | 4,000km/28,000円 |
〃 200km | 800km/5,600円 | 8,000km/56,000円 |
〃 400km | 1,600km/11,200円 | 16,000km/112,000円 |
ここでは週末にちょい乗りツーリングをする過程にしますと、
1カ月で2,800円のガソリン代がかかる計算になりますね。
ココが重要 消耗品
バイクに係る消耗品は主にタイヤ、オイル関係の割合が大きくなっていくでしょう。
タイヤっていくら?
大型バイクになると前輪(フロント)で15,000~25,000円程、後輪(リア)20,000~30,000円程になりタイヤだけで35,000~55,000円程かかります。
メーカーはブリヂストン、ダンロップ、ピレリ、ミシュランなど国内外のメーカーがあります。
それぞれ性能や特徴があり、価格にも幅が出てきます。
自分に合ったタイヤ選びをしていきましょうね。
タイヤ交換費用は?
タイヤは買うだけではありませんよね。
買ったら既存のタイヤと入替をしなければなりません。
自動車のように自分で交換するには難しく、チェーンやリアカバーを外すなどやる事が多く
プロに任せることが安心です。
費用としても、フロントで3,000~5,000円、リアで4,000~8,000円と車種によって変動してきます。
また、マフラー等が脱着できない場合等で割増工賃がかかる可能性があるので、
バイク選びの際は質問しておくとよいでしょう。
タイヤ交換で他に係る費用は?
タイヤ代、工賃の他に必ずかかるのが、交換した後の不要のタイヤ処分料です。
1本500円前後でフロントとリア合わせて1,000円前後で処分できるので、タイヤ交換と一緒に行うとと良いですよ。
その他係る費用
その他係る費用としては、
- バイク保管費用
- ツーリング中にエンジンが止まるなどのトラブル時のレッカー費用
主にこのような費用があげられます。
バイク保管費用
冬の時期は寒さや雪によって乗ることも減ってきますよね。
そんな時の保管方法としては大きく二つあります。
・所有する車庫・駐輪場で保管
・バイク預かりサービス
所有する車庫・駐輪場で保管
アパートやマンションの場合、長期にわたって雨ざらしや屋外に駐輪しておくと、
バイク本体の錆の発生や劣化、バッテリーの寿命などメンテナンスに大きな影響があります。
一般的なバイクカバーでは、雨水を完全に防ぐことはできません。
また、エンジン停止後はマフラー等が高温の為すぐにカバーをかけることができません。
そんな時は下の写真のカバーは雨水を通さず、
脱着も容易で、エンジン停止後でもすぐにカバーをかけることが出来るんです。
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