危険を知っていれば怖くない ~バイク運転~

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バイクに乗っているみなさん、これからバイク免許の取得を考えているみなさん、周囲にこのように言う方いませんか?
バイクって危険だよね。」 「まだ車の方が安全だよね。」 この他にもバイクに乗ることに対して否定的といいますか、ネガティブに考えている人がいると思います。

実際に僕も兄にいわれました。。。
案の定、口論になりました。
今思えば兄は私の為を思って言ってくれていたんだと思いましたね。
優しい兄の弟で良かったです。

話を戻しますね。

周囲の人が言う通り『危険』です。
ほぼ、身体がむき出しの状態で乗りますよね。
車の場合は、上下・前後・左右を囲われている。
この2つの点で比較したら、確かに危険です。
ただ、車でも事故は起きますよね?
死傷事故もありますよね?
事故が起こるときは起きるんです。
もちろんそれには理由があるんです。
その理由(原因)でどういった内容で、
どんなパターンや種類があるのか把握して、
そうならないようにするために、
どう行動・対応するべきか把握していれば、
事故を防ぐことが出来るんです。

次で事故が起きやすい状況について説明していきますね。

危険が起きやすい状況

まず初めにバイク事故の比率を見ていきましょう。
全国平均で全体の18.5%がバイクの事故なんです。

都内の交通事故死者数構成率 グラフ
引用:警視庁

このうち、次の表が事故の内容別となっています。

都内における二輪車乗車中の交通事故死者数 事故類型別 グラフ
引用:警視庁

上の表からわかるように、事故の全体のうち単独での事故が多く、
次いで右折・追突・出会い頭の順で事故発生件数が右下がりとなっていますね。

単独
→電柱や縁石にぶつかったり、右左折するときに転倒するケースが多いとみられる。
 自身の操作ミス、過信によって起きる可能性が高い事故。
 

右(左)折時
→⓵右折時に前方の車に隠れてしまい、対向車の視覚から消えてしまい衝突される事故。
→⓶また、直進しようとして対向車が前方の車が通り過ぎた後に右折してきて、
  車の後続を走っていたバイクに衝突する事故。

追突
車間距離不足(あおり運転)前方不注意によって起こる事故。
 運転に慣れてきたり、急いでいるときに起こしやすい。

見通しの悪い交差点(出合い頭)
 →信号の有無に関わらず右左折中に曲がった先から車や自転車が出てきて衝突する事故。
  飛び出してきた車両をとっさに避けようとするのは難しく、
  転倒や縁石に衝突してしまう可能性がある

上記の図以外でも
すり抜けや追い越し
 →すり抜けとは停車中の自動車と自動車の間を縫うように走り抜けること。
 停車中の車のドアが開くことや、サイドミラーを損傷させてしまう事故等があげられます。
 
 →追い越しとは、走行中に前方車両の左側(路肩)または2車線走行時に、
 右車線に車が走行しているのに関わらず、車と車の間から追い越していくことです。
 車が急に右左折や車線変更で追突される事故等があげられます。

 
 この2つのメリットは渋滞や信号で停止中でも前に進めることができ、
 渋滞を気にしなくても済むという点があるんです。

 また、これらの行為は道路交通法でも正式には罰則はありません。

通勤時間帯
→下の図より発生件数をみると、通勤を目的とした事故が多いのが特徴です。
 これはバイク事故に限った話ではなく、交通事故一般にあてはまることなんです。

都内における二輪車乗車中の交通事故死者数 通行目的別 グラフ
引用:警視庁

ここまででバイク走行時に事故を起こしやすい状況を把握できましたよね。
次は対処法について紹介していきます。
高い確率でリスクヘッジできるのではないでしょうか。

対処法

対処法についてそれぞれ紹介していきますね。

単独
慣れ・過信を無くすことが重要。
 最初は慎重になり安全に運転しようとします。
 ただ、慣れてくると乗車回数や時間も増え技術も鍛錬され、
 刺激を求めて多少の無茶や攻めに講じたくなるのが人間の心理です。
 そんなときの対応として、それを行うことによって最悪のパターンを頭の中に描くのです。
 想像するだけでゾッとしませんか?
 それによって、理性が働きます。
 理性が働くことによって、行動や気持ちも引き締まります。
 毎回は大変なので、3回に1回など定期的に描くことで継続できますよ。


 ここからは実際の場面での対応方法について紹介していきますね。


右折時
 →⓵の対処法としては、
 バイクを乗っている自分が対向車の視覚から消えてしまうことが原因です。
 右折時に前方の車についていく際は、対向車の接近具合を確認することが大切です。
 ギリギリだなと思ったら止まって、安全なタイミングで左折しましょう。

 →⓶の対処法としては、
 これも右折してくる対向車からバイクに乗っている自分が隠れてしまうことが原因です。
 対向車の視覚に入るためには、
 1.前方の車との車間距離を十分に開くこと、
 2.車道の左を走行するのではなく中央を走り自分の存在を対向車に知らせること。

 が重要です。
 また、『もしかしたら前の車が通過したら右折してかも』と、
 予想することも良い方法でしょう。
 同時にブレーキの準備も行えば、 
 とっさの時に停車することができますよね。

追突
 →この事故で多いのが前方の車に衝突するケースが多いです。
 この解決法は車間距離を空けることです。
 考え事などをしているだけで、脳の反応が遅れることは科学的に実証されています。
 走行中ずっと集中していることも不可能だと思いますので、
 反応の遅れにも対応できるよう車間距離を十分なくらい取ることで
 追突を回避でできるんです。

見通しの悪い交差点(出合い頭)
 →特に右折時に起きやすい事故です。
 路地を曲がった先から車両が出てきて出会い頭の衝突するケースです。
 対向車の安全は確認できたけど、曲がった先から出てきた車両に気付くのが、
 遅れるといいたケースが多いんです。
 この時の対応として右折進入するときは車両が飛び出してきても接触しないように、
 少し膨らんでから早めに路地の左側を走行
しましょう。
 急な危険に対応できるように徐行速度で、いつでもブレーキできる準備、
 また、ハンドル操作をできる準備をしておきましょう。

すり抜けや追い越し
 →すり抜けは本来オススメしません。
 理由は信号待ちの車の前方に出ることでトラブルに巻き込まれる可能性が高いからです。
 また、車の運転手によっても良い気分ではありません。
 車の運転手だったらどんな気分になりますか?
 その点を踏まえることも安全運転ではないでしょうか。
 相手の気持ちに立って運転できると良いですよね。

 →追い越しに関しても同様なことが言えるでしょう。
 一般的な追い越しは、右車線に移動するのが条件となってます。
 仮に、追い越しをしようとした際に
 車の運転手が急に進路変更されたらどうでしょうか?
 接触→転倒しますよね。
 道路状況を見て行うことをオススメします。

通勤時間帯
 →通勤時間帯は車・バイク等の車両が多く走行しています。
 その分、事故の可能性も高まってしまうんです。
 こんな時は、通勤時間をずらすことをオススメします。
 乗らないという選択肢もありますが、ここではその選択肢を除外しますね。
 通勤時間をずらすというのは、
 言葉の通り出勤時の家を出発する時間をずらすことです。
 遅くすること難しいと思うので、早めることを行ってみるといいですよ。
 10分、30分など早めることで、混雑を避けることができます。
 僕も試したときは、ビックリするぐらい混雑度が変わって、以降早め出発しています。    

 他にも色々なパターンの事故があります。
 そして、もらい事故といって、自分には過失がなく正しく運転していたのに、
 相手の過失によって事故に遭うことあるんです。
 それにも原因があるかもしれません。
 それらについても考えるようになると、対処法のバリエーションが豊富になり、
 事故に遭遇する確率が減るでしょう。

 これらのことを考えるにつれて、頭がパンクすると思われる方もいると思います。
 実は事故に対応するアイテムもあるんです。

 身体を保護するプロテクターやバイク用エアバッグなど、
 事故から身を守るアイテムもあります。
 このアイテムによって安心感も増すことができるんです。
 是非、揃えておくことをオススメします。

まとめ

 ここまで事故のパターンや対処法について紹介してきましたよね。
 ・事故が起きるには必ず原因があるんです。
 →その原因を予測・対処することで事故を回避することも出来ます。
 ・身を守るアイテムを活用する。
 →プロテクターやバイク用エアバッグを使用して、安心感をアップさせる。

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